2年目だからこそ初心を忘れない

歯科衛生士として働き始めて1年が経ち、2年目を迎えました。
1年目は毎日が初めての連続で、診療の流れや医院特有の器具の名前、患者さんへの対応など、覚えることがたくさんありました。
他のスタッフに迷惑がかからないように、失敗しないようにと必死で、その日一日を終えることで精一杯でした。

2年目になり、以前よりも仕事の流れを理解し、できることも少しずつ増えてきました。
ですが、仕事に慣れてきた今だからこそ、「初心を忘れないこと」がとても大切だと思います。

歯科衛生士を目指したきっかけ
私が歯科衛生士になろうとおもった理由は、
患者さんのお口の健康を守り、笑顔で過ごせるようにサポートしたいと思ったからです。
また、患者さん一人ひとりに寄り添い、少しでも不安を和らげられる存在になりたいと思っていました。
その気持ちは学生の頃から変わっていません。

しかし、日々忙しく診療をしていると、目の前の業務をこなすことに意識が向いてしまい、
本来の目的を見失いそうになることがあります。

初心とは、ただ「初めての気持ち」を思い出すことではなく、自分がなぜこの仕事を選び、
どのような歯科衛生士になりたいと思っていたのかを振り返ることだと思っています。
その気持ちを忘れずに仕事へ向き合うことで、一つひとつの行動や患者さんへの対応方法も変わると思います。

この1年間で学んだこと

1年目は、自分のことで精一杯になることが多かったです。
診療がスムーズに進むように動くことや、先輩から教えていただいたことを覚えることに必死でした。
その中でも、患者さんから「ありがとう」「安心して治療が受けられたよ」と声をかけていただけた時は、
とても嬉しく、この仕事を選んで良かったと感じました。
その一言が、もっと知識や技術を身につけ、
患者さんに安心していただける歯科衛生士になりたいという向上心につながりました。

特に印象に残っているのは、初めて担当した定期メンテナンスの患者さんへの対応です。
緊張しながらスケーリングを行っていた際、
途中で患者さんが「前より丁寧に説明してくれて分かりやすいです」と声をかけてくださいました。
その言葉で気持ちが少し楽になり、最後まで丁寧に対応することができました。
この経験を通して、技術だけでなくコミュニケーションの大切さを改めて学びました。

2年目の課題
2年目になった今は、自分の仕事だけでなく、周囲の状況にも目を向けられるようになりたいと思っています。
診療は一人で行うものではなく、歯科医師、歯科助手、歯科衛生士、受付など、
多くのスタッフが連携することで成り立っています。
実際に、ある日アシスト業務が重なり手が回らなくなってしまった際、先輩がすぐに状況を察して電話に出たり、
声をかけてくださり、他のスタッフと連携してフォローしてくださいました。
その時、自分も周りの状況を早く把握し、困っている人に気づけるようにならなければいけないと強く感じました。
自分にできることを考え、自ら行動することや、困っているスタッフがいれば声をかけることも大切な役割だと思います。

また、患者さんとのコミュニケーションもより大切にしたいと思っています。
同じ処置であっても、患者さんによって感じる不安や悩みは異なります。
だからこそ、一人ひとりの話に耳を傾け、相手の立場になって考え、
安心して通院していただけるような関わりを心掛けたいです。
技術や知識だけではなく、「この人になら安心して任せられる」と思っていただける信頼関係を築くことも、
歯科衛生士として重要なことだと思います。

さらに、医療は日々進歩おり、新しい知識や技術を学び続ける姿勢を持ち、
自分自身を成長させる努力を怠らないことも初心を忘れないことにつながると思います。
「もう大丈夫」「これくらいなら分かる」と思った時こそ、自分を見つめ直し、
基本を大切にすることが安全で質の高い医療につながると改めて思いました。

これから先、経験を積むにつれてできることはさらに増えていくと思います。
しかし、経験を重ねても初心を忘れず、患者さんへの思いやりや感謝の気持ちを持ち続けたいです。
そして、目の前の患者さん一人ひとりに真摯に向き合い、
「あなたが担当でよかった」と思っていただける歯科衛生士を目指して努力を続けていきたいと思います。

2年目は、仕事に慣れ始める時期であると同時に、成長するための大切な時期でもあります。
だからこそ、初心を忘れず、一つひとつの経験を大切にしながら、
患者さんにもスタッフにも信頼される歯科衛生士へと成長していきたいと思います。

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